塗り替え診断

外壁塗装について

外装塗装の必要性

外壁塗装の一番の目的は、外壁に防水機能を持たせることです。モルタルだけでは防水性はありませんので、表面に外壁塗装を施し、塗膜によって雨水等から建物を守ります。

建物は様々な自然の影響(強烈な紫外線、酸性雨などの水分、大気汚染物質、地震や台風の振動など)をたえず受け続けています。経年とともに塗膜は劣化・粉化し、汚れが付着、見栄えも悪くなってきます。外壁自体もワレが出たり鉄部のサビ、木部の腐食が発生し、放置すれば雨漏りや構造部分の老朽化を招きます。そこで外壁塗装が必要となってくるのです。

塗り替えのサイン

亀裂(ひび割れ)、膨れ・剥がれ、カビ・藻、白い粉、
これらの症状が一つでも当てはまれば塗り替えのサイン。
早めの塗り替えをおすすめします。

塗り替え時期

塗料の選び方

屋根・外壁塗装と言ってもどれを選んだら良いのか分からない人が多いのではないでしょうか?

高い屋根・外壁塗料=良い屋根・外壁塗料とは一概に言えません。

ここでは簡単に屋根・外壁塗料についてご説明します。

現在、使用されている屋根・外壁塗料は大きく分けると、下記の4種類になります。

・アクリル樹脂塗料【長い耐久性を求めない建物向き】

無色透明で、高温における変色に強く、光沢保持性、保色性が大きいです。電気絶縁性という特徴を持ちます。

屋根・外壁塗装の為の塗料としてはあまり使用されていません。

金額が安く、耐久年数が短いですので、定期的に点検・塗装が必要でしょう。

・ウレタン樹脂塗料【環境に配慮した家向き】

もっとも一般的な屋根・外壁塗料で、耐摩耗性、たわみ性がよく、床材などにも使用されています。

耐候性、耐水性、耐油性にも優れ、鋼材、亜鉛鍍金面、アルミ、モルタル・コンクリートにも塗装可能。

木部との相性が非常に良いです。

・シリコン樹脂塗料【塗り替えが難しい橋梁や高層ビル、マンションや外壁の大きい家向き】

光沢があり、塗装表面が硬いのが特徴です。

塗装膜の膨れや剥がれが少なく、建物の内部結露を防止する効果もあります。

また、防水性、防汚性が高く、耐久性も十分で費用対効果は十分です。

・フッ素樹脂塗料【ツヤを長もちさせたい家向き】

ビルやマンションなどの、長期間塗り替え工事が行われない建物で使用するための塗料です。

光沢感があり汚れにくく、耐候性、耐久性を両立させた高価な屋根・外壁塗料です。

※費用と耐久性に関しては上記「塗り替え時期」のグラフをご参考にしてください。